飼育日記　ｖｏｌ．6

２月１２日（月）

コリドラス雑種物語　３

〜　孵化から成長　〜

２月４日（日）

　孵化してから、３日が経過しました。この日から、アルテミア（ブラインシュリンプの卵の外皮だけを取り除いた稚魚用の餌）をスプーンの裏で更に細かくすりつぶして与えました。

　しかし、不思議なもので、同じ様な卵から孵化したはずの稚魚ですが、最初から大きさに違いがあるのです。最も違いがはっきりしているのは、腹に抱えている卵黄の大きさです。以前にも記載しましたが、卵黄は、孵化してから約３日で無くなります。その栄養分は、全て、なんとか泳ぎまわれるくらいまでの体と、餌を食うことが出来る体力を造るものです。

　その卵黄が無くなってからは、もろに体の大きさに違いが現れます。貧弱な体の個体は、やはり、泳ぐ力もなく、餌を食える力も劣っています。

２月８日（木）

　稚魚の腹を見ると、アルテミアを腹一杯食べているのが確認できます。このくらいになれば、ビュンビュン泳ぎ回るようになります。

　もういけるだろうと思い、試しに、イトメの中から極小のやつを選び、スポイトで産卵箱の中に投入してみました。案の定、狂ったようにむさぼりはじめました。

２月１１日（日）

　孵化してから丁度１０日目。イトメを与えはじめてから４日目です。ここまで来れば、孵化した１８匹は淘汰され、結局、現段階で１２匹になってしまいました。元気一杯で食欲旺盛な個体ばかりが残ったようです。自然の中でもおそらく、この様な淘汰が成されているのでしょう。

　アルテミアとイトメをいっぱい食べて、腹パンパン状態　

体長７ミリまで成長。体には、模様も出始め、ちゃんとヒゲも生えちゃってます。