飼育日記　ｖｏｌ．9

２００1年１２月２３日（土）

やっと出てきたブラックゴースト

我が家へ来たのは、今から２年前のこと。

わずか８ｃｍほどのかわいい奴でした。

現在、約２５ｃｍまでになり、セネガル君と陣地争いを繰りひろげている！

　「ブラックゴースト」。とても恐ろしい名前である。なぜ、こんな名前を付けられたのかは、ご覧いただければ一目瞭然。まさに、「黒い幽霊」そのものです。現地では、「悪魔の使い」などと言われ、恐れられているということをどこかの雑誌で読んだことがあります。夜行性で、なかなかシャッターチャンスがなく、皆さんへその全体像をお見せできませんでしたが、やっと紹介することができました。

　なぜ、私がこんな魚を買う気になったかですって？その１、熱帯魚の図鑑で最大１５ｃｍと書かれており、これだったら６０ｃｍ水槽でも十分飼育できどうだ。その２、泳ぎが非常に面白かった。その３、夜行性だからコリドラスの水槽に入れても大丈夫。そんな、気軽な気持ちで買ったんです。

　ところが、その３つ全てが、外れてしまいました。

　その１、最大１５ｃｍ？どこが！？今では、軽〜く２５ｃｍを超えてしまった。６０ｃｍのコリドラス水槽には、到底収まらなくなってしまい、セネガル君と同居である。

　その２、泳ぎは確かに面白い。前進、後進、縦、横、斜めと自由自在。しかし、ここまで大きくなった奴が、こんな動きをされると、かなり不気味だ。夜になると更に強烈だ。暗い中、目を凝らして水槽を覗くと、よくもまあ、こんなに泳ぐもんだ！とビックリである。昼は昼で更に変だ。なんと、こいつは、一丁前に横になって寝るんです。死んで いるんじゃないか？と勘違いしてしまいます。

　その３、夜行性だが、餌をやると昼であろうが夜であろうがお構いなし。コリドラスの餌を全部かっぱらってしまう。あまりにも食欲旺盛で、コリドラスにも攻撃を仕掛けるようになってしまったので、１２ｃｍ位になった時点で、今の水槽に引越しさせました。ところが、そこにライバルのセネガル君が同居しています。セネガル君は、おおらかな性格ですが、ゴースト君は、かなり神経質なようです。水槽内に１つ土管を入れていますが、その陣地争いをたま〜にですが、繰りひろげています。

　ある雑誌で読んだ内容によると、ゴーストは、微弱な電流で餌を探すらしい。他の魚に悪影響を与えるようなものではないということでしたので一安心。そういえばエレファントノーズフィッシュもそうでしたね？

　ここまで、いろいろ良くないことばかり書いてきましたが、良いところも書いておかなくてはなりません。見かけによらず、結構人に馴れるんです。私が餌をやろうと水槽の前に立つと、あの変な泳ぎで、ほいほい寄ってきます。また、結構丈夫です。いや、かなり丈夫です。何でも食べます。ただ、一ヶ月以上水換えをおこたると、肌荒れを起こしますので月に一回は水を換えてあげましょう。

　これから、ゴーストを購入しようか悩んでいる方々に、ポイントをいくつか書き出してみましょう。

　★　小さいときは、かなり可愛いですが、思っているよりもかなり大きくなります。だいたい最大で２５ｃｍ〜３０ｃｍ

　★　筒状の隠れ家を用意してやってください。無いとストレスの原因となります。

　★　多種との混泳には、あまり向いていません。結構、他魚に攻撃します。ご注意を・・・。

　★　餌は何でも良く食べますが、夜行性なので夜に与えてください。

　★　水換えは、上部濾過装置で、だいたい月に1回程度で大丈夫です。

　★　水槽は、大きくなると６０ｃｍが必要になります。

　★　水温は、大体２５℃程度。

　以上、購入するときの参考にしていただければと思います。