2007年9月1日釣果

釣　　　果：　アジ（２０ｃｍ～２３ｃｍ）×９　ウルメイワシ×８　アイゴ×１

　今週は、久しぶりに札幌からUNOが参戦です！金曜日に札幌から会社の会議で東京に来ることになっていたので、前々から彼は宣言してました。「土、日と休みなので絶対に釣りに行きますよぉ～！どこかに連れて行ってください！」。

　しかし、彼が来る日が近づいてくるころには天気予報は曇り時々雨である。少々心配していましたが、当日になって天候は徐々に回復です。今時期の北海道は、一年の内で最も釣れない時期。こっちで思いっきり釣ってやろうという魂胆らしい。こちらの不調は知っているはずなのですが・・・。

　さあ、金曜日の会議が終了。早速私の席に来るなり「さあ、行きましょう！」。色々ネットで天気予報を見ながら、目標はアジに決定。館山を目指すことになりました。

　久しぶりに会い、晩飯を食いながら近況報告。我が家に到着し、22時頃出発。ということは徹夜の釣りになるってことです。釣れれば疲れなど気にならないのですが、果たしてここ最近の不調から脱出出来るのか？

　丁度0時。館山のカゴアジポイントに到着。勿論釣り場には誰もいません。風はほとんど無く、良い具合に波が立ち、アジは期待できる状況であります。しかし、最近のカゴアジの釣果はあまりパットしない。何とかこの不調から脱出したい！今日こそは！

　仕掛けを投入後、しばらくして私のウキが消し込んだ！竿を立てるとアジの引き。良い具合にグングン引きを味わって上がってきたのは２０ｃｍ級の中型。これがこの場所のアベレージサイズ。このままアタリが続いてくれれば良いのですが・・・。しかし、この場所は最近めっぽう調子が上がりません。ポツリポツリ以下のアタリ。朝マズメまでやって2人で9尾の貧果に終わってしまったのであります。数年前の釣果は何処へやら？です。

　完全に陽が昇って朝マズメが終わり、諦め欠けて1時間ほど竿を出していたら、いきなり私のウキがズボッ！何だろう？と思い竿を立てると、何と凄い引き！なんだこれは？！純情じゃない引き！グイグイ来てアジ用のドラグ調整がジーッ！ドラグを締め直し、体制立て直し！これは大物だ。なかなか上がってこない。しばしのやり取りで、やっと浮いてきた魚体は平べったい。メッキの巨大版か？クロダイか？何だ何だ？？？？強引に抜き上げ～！初めて釣ったでかいアイゴでございました。ヒレに毒を持っていることは前から知っていたので、怖いので直ぐさまハサミでジョキジョキ・・・・。綺麗なままの魚体を撮影しておけば良かった。貧相な姿に変身してしまったアイゴでございます。刺身でいただくことにしてキープです。しかし、これ以降さっぱりアタリが無くなってしまいました。まあしかし、UNOも何とか南房カゴアジの引きと雰囲気を満喫できたからこれで良しとしましょう。

　はるばる札幌から折角ここまで来てアジ少々。これで諦めてもらっては困るのであります。館山から北上し、色々な彼の知らないポイントを紹介しながら鋸南方面へ。ここの砂浜は、UNOがこちらで釣りを始める切っ掛けになった場所であります。さあ、投げ竿も車に積んでいることだし、思いっきり投げてキスでも釣ってください！早速近くの釣具屋で仕掛けと天秤、ジャリメを買っていざ勝負。私は疲れてしまったので車の中で一休みです。

　昼になり、彼が戻ってきました「メゴチ一尾ですぅ～・・・キスは全然駄目ですぅ～・・・」。最近の不調はやっぱり続いているようでした。なかなか上手くいかないもんです・・・。

　おあれやこれやで、午後２時。最後の手段で、金谷方面でサビキアジであります。夕マズメを狙って一発逆転と行きたいところ。コマセを買い足し、いざ勝負！夕マズメまでコマセをパシャパシャとまき続ける。途中で、シマダイ攻撃に遭う・・・。たまに旨そうなウルメイワシが来るが、群れが小さく単発である・・・。そして午後5時。いよいよ夕マズメの勝負～！という意気込みは意気消沈するばかり・・・・。何と夕マズメのアジ達はこの場には来なかったのであります・・・。

　辺りはすっかり暗くなり、今度はこれが本当の最後の手段で富津方面でカニ捕りに挑戦！しかし、カニさん達も不在。海面に漂っていたヒイカ１パイを掬って終了。

　残念ながら、とにかく私の知識のありとあらゆる事を試してみましたが、今年の釣果を見事に反映する結果となってしまいました。でも、彼との一時は、ちょっと昔の釣り熱を目覚めさせてくれました。クタクタになりながらも自分の好きなことに打ち込む。これは何事にも変えられない一時です。

　クタクタになりながらも、晩飯には今日釣り上げたアジのタタキと先週木更津で釣り上げたアジの南蛮漬けをビールを飲みながら「う～ん、アジはやっぱり旨いなぁ～」。これがなんとも言えない至福の一時である。アジは例年よりも遙かに脂ノリノリ。”量より質の勝負に勝った”って感じでした。それに次の日食べたアイゴの刺身がこれまた結構旨かったのであります。

南房カゴアジでの2人の釣果。何とも寂しい結果でしたが、例年よりも遙かに脂ののりが良かった。量より質です・・・・。負け惜しみか・・。

さて、この魚は何でしょう？尾鰭と腹鰭が跡形も無くなってしまった３５ｃｍほどの見事なアイゴでございます。内臓を傷つけないように慎重にに捌いて刺身にしてみましたが、かなり旨かったです！

金谷で唯一楽しませてくれたウルメイワシ。これだって刺身にすればかなり旨いのさ！