2008年6月14日釣果

南房総巨大シャーク捕獲作戦？！

日　付　　：　２００８年６月１４（土）

場　所　　：　南房総

潮　　　時：　若潮（干潮１９：１０　満潮００：００）

釣　法　　：　生餌ウキ釣り

時　　　間：　１４：００～２３：００

メンバー　：　kog、烏賊チュウ

釣　　　果：　メーターオーバーのドチザメ×１

■　釣　行　記　■

　南房総ではエギングブームが異常なまでに過熱。ネット情報や釣り雑誌の影響と高速道路が富浦まで開通したこともあり、遠くからはるばる続々とエギンガーが訪れる。特に大型のアオリイカが釣れるこの時期、各堤防にはズラ～っとエギンガーが立ち並ぶ状態となる。

　長年快適な場所を追い求めて開拓してきた各ポイントは見る影もない状態である。悔しいけれど仕方がないのである・・・。そんな訳で、更なる開拓精神を発揮せざるを得ない状況に陥った我々は、リュックに道具を積み込み、体力勝負の旅に出るのであった！

　しかし、この手の釣りは、最初から結果が出る訳ではない。ポイントまで至る様々な制限、特に風の影響や潮の流れなどの自然の影響がどの程度及ぶのか？その様な条件を見極めるのにはかなりの時間が掛かるものだ。自分が信じた場所は通い詰めて経験を積むしかない。先週、試しに訪れ「ここは行ける！」と確信した場所がある。釣り人は皆無である。そこを再度挑戦である。

　ところが、風が強く吹きまくり、エギングどころではない状況である。周辺は比較的穏やかな状況だったが、このポイントだけは風向きによって影響しやすいようだ。こうなったら、スーパーで買い込んできた小アジの出番である。これを餌にイカを狙う！

　風が吹きまくる中、ウキで仕掛けを流す我々。しばらくして烏賊チュウのウキがいきなりスイィーっと沈んだ！「来た来た！」と磯の小エビを採集していた烏賊チュウに叫ぶ！走ってきた烏賊チュウが竿を上げる！「来た来た～！」曲がった磯竿はぐんぐん引いている！これはもしやキロアップのアオリイカかも！？リールが巻かれ海面に上昇してきた茶色い物体！正にこれは・・・・

　茶色いウツボだった・・・。

　かなり悔しいが、この仕掛けで十分イカも掛かることが実証された。後は、イカが寄ってきてくれれば必ず来るはず・・・。

　さてさて、その後、実は私の竿にもちょっとした反応があり、アジが頭だけに変貌した状態で回収・・・・。

　この食われ方は酷い・・・。確実にイカでないな・・・・。

　その後、犯人を取り押さえた！

　実行犯はこいつ・・・・

　しっかりボディーに仕掛けがフッキング・・・。これがイカだったらなぁ～・・・・。しかし、更にこの仕掛けで必ずやイカは掛かることが実証されたのだ！諦めるのはまだ早い！

　などと、思っていたら、更に風が強くなり戦意喪失である。この風向き。もろにここのポイントを直撃状態である。リュックを背負ってはるばる来た道を戻るしかないのでありました。これで、諦める訳にもいかずポイント変更を余儀なくされた・・・・。

　さて、次のポイントは堤防といえども、かなりヘビーな場所である。ここも釣り人は居ない。さてさて、早速さっきの仕掛けを用意して勝負を掛ける！すると間もなく烏賊チュウのウキがまたもや変化あり！今度は一気に沈んで持って行った！あわせた瞬間リールのドラグが止まらない！ジィィィィィィ～～～きつくしても止まらない。そのトルクはなかなか収まらず、いよいよ巻いたラインも底を付く寸前である・・・・。根に入られた・・・・。ブチ・・・・

　果たして奴は何者か？仕留めてやる！私も早速参戦し、同じ仕掛けで勝負だ！

　その10分後である。ウキがいきなり消える！来た～～～！ジィィィィィィ～～～手も足も出ずまたもや根に入られた・・・・。ブチ・・・・

　必ずや得体の知れないあ奴を仕留めてみせる！烏賊チュウにリールと頑丈なコイ針を託す。ダブルラインにコイ針、PEライン装着のリール。これだったら何とかなるはず。

　その後もアタリが頻繁に繰り返される。しかし、なかなか取り込みまでは行かないのである。ジィィィィィィ～～～・・・ブチ・・・を何度か繰り返しながらも、これで最後のチャンスか？！また来た！今度は走られないように手前で掛け、ドラグはキツキツの状態である！やっとこさ浮いてきて奴を確認！鮫だ～！！！！

　デカい・・・・。果たしてこのタモで取り込めるか？何度も取り込みにチャレンジするも、デカすぎて網に頭が入っても胴体まで入らない！編み目の小さな特殊な網を使っていたこともあり、奥行きが無いのだ・・・・。

　何度もチャレンジして、何とか頭が入った。後は、ちょっとでも胴体を曲げてくれれば・・・・。

　入った・・・。ウリャ～！捕獲作戦成功・・・・