内房のヒイカ（ジンドウイカ）、コウイカ

日　 付　　：　２００８年１1月８（土）

場　 所　　：　内房

潮　　　時 ：　若潮（満潮１３：３０　干潮１９：５０）

釣　 法　　：　エギング

時　　　間 ：　１０：００〜１８：３０

メンバー　：　kog、烏賊チュウ

2人の釣果 ：　コウイカ×１、ヒイカ（ジンドウイカ）×２８

■　釣　行　記　■

　11月に突入です。この時期、内房から湾奥までの沿岸に食欲満々やる気満々の小さなイカが釣れ始めます。学名はジンドウイカといいますが、湾奥ではヒイカと呼ばれています。実は夏頃から度々狙い続けていたのですが、居るに居るのですがなかなか餌木に抱きついてくれずに苦労しておりました。釣れても数ハイの釣果でした・・・。このような夏バテ気味のヒイカ達の沈黙が続いておりました・・・。

　しかし、例年この時期になると彼らは食欲旺盛になるのか、何故か釣れるようになってくるのであります。ということで、今回はこの小さなイカであるヒイカを狙いに行くことにしました。

　湾奥の第一ポイントは、あいにくの雨で風も強く断念。その後内房方面へ移動するもこちらも天候に恵まれず反応無し。それではと、場所を風裏になるところに移します。

　海は少々濁り気味。イカにとってはベストコンディションとは行かないようです。しかし、時間の経過と共に風も雨も治まり、エギング勝負にはもってこいの状況に変貌を遂げました！

　しかし、昼間のヒイカ狙いは今までに経験がなかったので釣れる気がしなかった。それではと、餌木を底まで沈めてイイダコでも釣れないだろうか？と底をチョンチョンしていたら、なんと本当にタコが掛かってきてしまいます！しかし、竿はヒイカ用のトラウトロッド・・・。ちょっとタコには貧弱すぎました・・・。海面まで持ち上げたのですが掛かりが浅くさようなら〜！

　なおも底を狙い続けていたら、なんと今度はかなり強い逆噴射の物体が掛かってきました！トラウトロッドでのやり取りはかなりきつい・・・。何とか海面までその物体を上げてきてみるとあんパンサイズのコウイカではありませんか〜！？ぐんにゃり曲がったトラウトロッドで海面まで持ち上げ、なるべく軽くして上げたかったので体内に溜め込んでいる海水をブシュー、ブシューと吐かせます。ラインも非常に細いし、抜き上げ成功なるか？！溜に溜めて、一気に抜き上げます！何とか堤防の上にのっけた瞬間、ヒイカ用の餌木がどこかへぶっ飛んでいきました！これぞ間一髪といいますか・・・。餌木はロストしてしまいましたが、コウイカゲットです！まさかこんなところでコウイカが掛かるなんて・・・。ここでは初めてだったので ビックリ仰天でした・・・。

　烏賊チュウもタコかコウイカの底狙いでチョンチョンやっていると、何故かヒイカが掛かってきました！お互い狙うものがあべこべの状況が・・・。

　それから海の状況はかなり改善してきて、ベイトも港内に入ってきたようです。このパターンこそヒイカのパターン！いよいよミニ餌木でのヒイカエギング再開！ヒイカは居る！

　最初は、パターンがつかめず、追っては来るもののなかなか餌木に抱きついてくれません・・・。しかし、いろんなパターンで探って、試行錯誤し、やっとつかみました！即抱きパターン！餌木に、あるアクションを加えると興味津々になるらしく、追い方が激しくなりました！餌木の動きが見える昼間は、イカが抱いてくる瞬間も見えるので楽しさ倍増です！一時は入れ食い状態に突入します！

　餌木でこんなにヒイカが釣れてくれると本当に楽しい！

　終わってみれば今までで最高の釣果でした。

　小さいイカを繊細な竿と細いライン、小さな餌木で誘いを駆使して抱きつかせる。地味ではありますが、かなりの技術と経験を要する釣りだとつくづく思います。まだまだ未熟者ですが、やっとパターンをつかみつつあるのを確信した釣行でした。

　それにしても、色々な釣りがあるものです・・・。

　ちょっと最後に忠告です。これは、釣り上げた直後のヒイカです。このポーズ・・・。よ〜く見てください。腕を上げ、口をこちらに向けています！彼は釣り上げた我々に対し攻撃態勢に入っています。このままムンズとつかもうものなら、あなたはきっと指をかじられることでしょう・・・。小さくともかなり凶暴な奴らです。勿論、かじられるとかなり痛いです・・・。

■　本日のキープ　■

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